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『迷走中』 レクサス LS 2017年モデル Ksg426さんのレビュー・評価
LSの新車
新車価格: 1111〜1799 万円 2017年10月19日発売
中古車価格: 290〜1567 万円 (592物件) LS 2017年モデルの中古車を見る
自動車(本体) > レクサス > LS 2017年モデル > LS500 EXECUTIVE AWD
2019年9月24日 20:07 [1262063-1]
| 満足度 | 3 |
|---|
| エクステリア | 5 |
|---|---|
| インテリア | 4 |
| エンジン性能 | 3 |
| 走行性能 | 3 |
| 乗り心地 | 3 |
| 燃費 | 3 |
| 価格 | 1 |
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||
|---|---|---|
先日、購入を視野に一日試乗したESが非常に好印象だった為、フラッグシップのLSも試乗してみました(ESのレビューも投稿しています)。LEXUS MEETS日比谷にてお借りし、雨の中ではありましたが、1時間程自由に乗ることができました。試乗車はLS500 Executive AWDです。
【エクステリア】
デザインに関してはかなり好みが分かれる最近のレクサス車ですが、LSは市販車で最もカッコいい車だと思っています。全長5235/全幅1900/全高1450の堂々のボディサイズ、スピンドルグリル、L字に発光するテールランプ等、これぞレクサスといった感じです。サイドビューもレクサス初のシックスライトキャビンを採用し、流行りのクーペスタイルは非常に流麗で美しいです。
【インテリア】
すべてのレクサス車に言える事ですが、外観に比べるとちょっと控えめな印象を受けます。最上級のExecutiveだったので質感は圧倒的です。どこを触っても安っぽい部分が見当たりません。江戸切子がモチーフのドアパネルや匠による手縫いのステッチ、琴や琴線をヒントにした流れるようなラインなど、日本らしさを感じさせてくれます。特にレザーシートの質感は特筆もので、セミアニリンよりもさらに上級のL-アニリンシートは非常に滑らかで、柔らかく、極上と言ったところです。せっかくのExecutiveなので後席も座ってみました。Executiveの後席はセンターコンソールの操作部から、助手席の移動、エアコン、オーディオ、テレビなどの操作を行えます。助手席をショーファーポジションにすると足を延ばしても届かない程広く、偉くなった気分に浸れます。マッサージ機能もありましたが、これは大したことなかったです。内装で残念な点は、タッチパッド式でとにかく使いづらいインターフェース、申し訳程度の間接照明、デジタルメーターです。ESの試乗レビューにも書きましたが、右ハンドル車なので左手でタッチパッドの操作を行わなければならず、とにかく使いづらくイライラします(つい先日マイナーチェンジを受けたRXはスクリーンタッチで操作できるようになりました)。間接照明は日本の街灯をイメージしたとの事ですが、照射範囲も狭く、光量も乏しいので、これでは街灯と言うより行灯です。夜の試乗だった為、キャビンの中は真っ暗でした。メーターは最近では当たり前のデジタルメーターですが、一眼の為、表示範囲が狭く、情報がごちゃごちゃしています。そもそもラグジュアリーセダンにスポーツテイストの一眼メーターは明らかにミスマッチだと思います。
【エンジン性能】
これまでのLSやセルシオに搭載されていたV8NAを捨て、新開発の3.5LV6ツインターボになりました。最高出力、トルクともにV8NAを上回っていますが、失ったものも大きいです。スペックは最高出力422ps、最大トルク61.2kgです。ボディが2.4tと非常に重いのでスペック程のパワー感やトルク感は感じませんでした。もちろん加速力で不足を感じる事はないですが、アクセルを踏み込むとかなり豪快なエンジン音が響きます。これには拍子抜けしました。低速域でもエンジン音は普通に聞こえます。フィーリングも少々ガサツです。エンジン音はサウンドドジェネレーターにより、あえて聴かせる設定らしいですが、法人需要も高いLSに果たしてエンジン音の演出が必要でしょうか。どうせスピーカーから聞こえるエンジン音ならオンオフの切り替えができれば良いんですけどね。
【走行性能】
今回のLSはかなりスポーツ寄りに仕上げたとの事ですが、中途半端です。2.4tの重すぎるボディを電子制御で無理やり抑えてる感じが強く、踏み込んでもすぐに電子制御が介入し、まったく自由に走らせてくれません。SportS+モードを選択し、パドルシフト用いて走行してみましたが、マニュアルモードでも6000回転付近で勝手にシフトアップします。減速時にシフトダウンしようとしても警告音が鳴り響き、ドライバーの意思でシフトダウンさせてくれません。何の為のSportモードとマニュアルモードなのでしょうか。ここまで過保護な車は初めてです。また、今回の試乗で特に気になったのがブレーキの甘さです。車重とブレーキが明らかに釣りあっていません。
【乗り心地】
乗り心地も期待していたほどの物はありませんでした。多くの場面でcomfortモードにしていましたが、それでも細かい振動や路面の凹凸もしっかり拾います。エアサスですし、もちろん不快なレベルではありませんが、LS名乗るならばこれではダメでしょう。ランフラットタイヤなのである程度の硬さは仕方ないですが、どの走行モードでも足は硬いです。開発陣曰く、ロードインフォメーションもしっかり伝わるようにしたとのことですが、その割には接地感や操舵感も希薄です。ロードノイズも気になりました。
【燃費】
スタッフの方に聞いたところ街乗り平均7km〜8km/Lだそうです.。
このサイズ、車重であれば至って普通。そもそも燃費を気にして乗る車ではありません。
【価格】
エンジンは全く同じで、装備内容だけでベースグレードとの価格差が500万弱。いくらなんでも高すぎです。今回の試乗車はオプション込み1700万円でしたが、内容は価格に全く見合っていません。メルセデスSクラスの方が価格に対する満足度は圧倒的に上だと思います。
【総評】
スポーティーでもなければラグジュアリーセダンとしても微妙です。クラウンと同様にユーザーの若返りと個人需要の拡大を図ったのでしょうが、コンセプトからブレブレで明らかに迷走していると感じました。保守的なトヨタがここまで攻めた車に仕立てたのはとても感心しますが、ユーザーの若返り=スポーティーという安直な発想はいい加減やめた方がいいと思います。これまでのセルシオやLSが持っていた良さがすべて失われています。先日試乗したESが非常に良かっただけに残念でした。
- レビュー対象車
- 試乗
参考になった37人
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- 2013年
- 走行距離
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